コラム
外壁
レンガ外壁とは?特徴やメリット・デメリット、メンテナンスについて解説
2023.05.28
住宅の外壁は住まいの第一印象になる重要なポイントであり、海外っぽい雰囲気やアンティークな印象を与えられるレンガ外壁を検討している方もいるでしょう。
しかし、日本の住宅の外壁材はサイディングやモルタルが主流のため、レンガ外壁を検討していてもどのような特徴があるのか、自宅の外壁をレンガにリフォームできるのか、どのようにメンテナンスするのかなど疑問や不安が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、レンガ外壁の特徴やメリット、デメリット、メンテナンス方法などを解説していきます。自宅の外壁にレンガを採用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
レンガを使用した外壁の特徴
レンガを外壁材として使用した建物は、観光地などで見ることはあっても、一般の住宅で見かけることは少ないでしょう。
というのも、日本の住宅の外壁はサイディングとモルタルだけで90%以上のシェアを誇り、レンガはその他の2%に含まれるため、あまり目にすることがないのです。
というのも、日本の住宅の外壁はサイディングとモルタルだけで90%以上のシェアを誇り、レンガはその他の2%に含まれるため、あまり目にすることがないのです。
外壁材 | シェア |
窯業系サイディング | 83.9% |
モルタル | 7.6% |
金属製サイディング | 7.2% |
ALCパネル | 0.6% |
木質 | 0.4% |
その他 | 2.3% |
ただ、採用率が高くないとはいえ、実際にレンガ外壁を採用している住宅もあり、オリジナリティあふれる見た目やおしゃれさから、他の住宅とは異なる印象を与えられます。
ここでは、レンガ外壁の基本的な特徴を解説します。
レンガはどのような外壁材?
そもそもレンガとは、粘土に泥や砂などを混ぜて練ったものが素材となっており、それを型に流し込んで乾燥、もしくは焼き固めたものがレンガになります。
レンガは直方体の形をしており、土に含まれる成分や焼きムラ、乾燥具合の違いによって同じ製造過程でも一つひとつ異なる風合いのものが出来上がります。自然の素材を活かして作られていることが、レンガ特有の風合いを生み出しているといえるでしょう。
なお、レンガといってもさまざまな色味があります。
レンガは直方体の形をしており、土に含まれる成分や焼きムラ、乾燥具合の違いによって同じ製造過程でも一つひとつ異なる風合いのものが出来上がります。自然の素材を活かして作られていることが、レンガ特有の風合いを生み出しているといえるでしょう。
なお、レンガといってもさまざまな色味があります。
- 赤茶系:レンガの代表的な色味、土の温かみが感じられる
- 素焼き系:赤茶よりも薄いオレンジのような色味、色ムラが出やすい
- 白:清涼感のある色味
- グレー系:淡く優しい印象を与えられる色味、モダンなテイストにも合う
外壁材として使用されるレンガは「日干しレンガ」と「焼成レンガ」がある
外壁材として使用されるレンガは「日干しレンガ」と「焼成レンガ」の2種類があります。
レンガを作る過程で素材を型に流し込み、そのまま乾燥させたものを日干しレンガと言い、高温で焼き固めたものが焼成レンガです。なお、焼成レンガは水に強い「普通レンガ(赤レンガ)」と高温に強く水に弱い「耐火レンガ」の2種類に分類されます。
施工には「ブロックレンガ」か「スライスレンガ」のどちらかを使用する
レンガ外壁といっても使用されるレンガの形状によって施工方法が異なり、「ブロックレンガ」と「スライスレンガ」の2種類があります。
ブロックレンガは、レンガと聞いてイメージされる直方体の形のものをそのまま用い、ブロックを積み上げるように施工していきます。ブロックレンガは一度施工すると数百年はメンテナンスが不要で耐久性の高い外壁を実現できます。
ただし、施工費用が高額で工期が長くなること、対応できる業者が限られていることなどが懸念点です。
一方、スライスレンガは名前の通り直方体のレンガをスライスし、厚みのないレンガを貼り付けるように施工するのが特徴です。ブロックよりも厚みがなく軽いため、家全体にかかる不可を軽減できることに加え、風合いや質感はブロックレンガと変わらないことが魅力です。
ブロックレンガの耐久性は数百年以上でメンテナンスにも手間がかからないとされていますが、スライスレンガを使用する場合は30年に一度を目安にメンテナンスが必要なのが注意点です。
スライスレンガの工法は「湿式工法」と「乾式工法」がある
スライスレンガを使用する場合、外壁に対してレンガを貼り付けるように施工すると解説しましたが、「湿式工法」と「乾式工法」という2種類の施工方法があります。
湿式工法はモルタルを下地全体に塗り、そこにスライスレンガを埋め込むように貼り付けていきます。貼り付けの自由度が高いので、一部をアーチ状にしたり、貼り付け方向を変えたりと遊び心ある仕上がりも選択可能です。
乾式工法は外壁の土台にレールを貼り付け、レールにレンガを並べていき、さらにレンガの間にモルタルを埋めていく工法です。乾式工法はレンガ同士の隙間にしかモルタルを使用しないので乾燥スピードが早く、短期間で完成させられます。
レールを使用するので直線的で規則正しい仕上がりになり、整然とした雰囲気を演出するのに適しています。
湿式工法はモルタルを下地全体に塗り、そこにスライスレンガを埋め込むように貼り付けていきます。貼り付けの自由度が高いので、一部をアーチ状にしたり、貼り付け方向を変えたりと遊び心ある仕上がりも選択可能です。
乾式工法は外壁の土台にレールを貼り付け、レールにレンガを並べていき、さらにレンガの間にモルタルを埋めていく工法です。乾式工法はレンガ同士の隙間にしかモルタルを使用しないので乾燥スピードが早く、短期間で完成させられます。
レールを使用するので直線的で規則正しい仕上がりになり、整然とした雰囲気を演出するのに適しています。
ブロックレンガをそのまま積む「レンガ積み」はあまり採用されない
レンガ外壁と聞くと、ブロックレンガをそのまま積み上げる「レンガ積み」をイメージする方も多いでしょう。
しかし、ブロックレンガを使用したレンガ積みは日本ではあまり採用されていません。というのも、ブロックレンガは一つひとつが非常に重く、外壁全体に使用すると住宅全体に常に負荷がかかっている状態になるうえに、地震などの揺れで崩れてしまうリスクがあるからです。
地震大国の日本において耐震性に優れていない外壁材はニーズがなく、あまり普及しなかった背景があり、レンガ外壁はスライスレンガを採用するのが主流となっています。
しかし、ブロックレンガを使用したレンガ積みは日本ではあまり採用されていません。というのも、ブロックレンガは一つひとつが非常に重く、外壁全体に使用すると住宅全体に常に負荷がかかっている状態になるうえに、地震などの揺れで崩れてしまうリスクがあるからです。
地震大国の日本において耐震性に優れていない外壁材はニーズがなく、あまり普及しなかった背景があり、レンガ外壁はスライスレンガを採用するのが主流となっています。
レンガを使用した外壁のメリット
レンガ外壁の特徴を踏まえたうえで、ここではレンガ外壁で得られるメリットについて解説していきます。
紫外線や雨風に強く、経年劣化が起きにくい
外壁は常に雨風や紫外線などの外的要因の刺激を受けており、劣化しやすい箇所の一つです。
日本の住宅で採用率の高いサイディングは、外的要因の影響により劣化が進むことで、チョーキングやクラック、浮き・反りなどさまざまな症状が表れます。
しかし、レンガは粘土や泥、砂など自然にある素材を使用しており、雨風や紫外線に強い性質を持つため、他の外壁材と比較して経年劣化が発生しにくいというメリットがあります。経年劣化が置きにくいことで、住宅の美観を維持しやすいのはもちろん、長寿命な住宅を実現しやすいのもポイントといえるでしょう。
日本の住宅で採用率の高いサイディングは、外的要因の影響により劣化が進むことで、チョーキングやクラック、浮き・反りなどさまざまな症状が表れます。
しかし、レンガは粘土や泥、砂など自然にある素材を使用しており、雨風や紫外線に強い性質を持つため、他の外壁材と比較して経年劣化が発生しにくいというメリットがあります。経年劣化が置きにくいことで、住宅の美観を維持しやすいのはもちろん、長寿命な住宅を実現しやすいのもポイントといえるでしょう。
メンテナンスコストを抑えやすい
サイディングなどの外壁材は定期的なメンテナンスとして外壁塗装が欠かせませんが、レンガ外壁は外壁塗装が不要なので、自然とメンテナンスコストを抑えられます。
また、レンガ外壁は紫外線や雨風に強く耐久性が高いため、突発的に補修が必要になるリスクも少ない傾向にあります。
また、レンガ外壁は紫外線や雨風に強く耐久性が高いため、突発的に補修が必要になるリスクも少ない傾向にあります。
遮音性が高い
レンガ外壁は遮音性が高いこともメリットの一つです。
大通りや線路に面した住宅などは周囲の環境音が気になってストレスになるケースもありますが、レンガ外壁なら騒音をシャットアウトできるので周辺環境に左右されずに快適な住環境を実現しやすくなります。
大通りや線路に面した住宅などは周囲の環境音が気になってストレスになるケースもありますが、レンガ外壁なら騒音をシャットアウトできるので周辺環境に左右されずに快適な住環境を実現しやすくなります。
断熱性・蓄熱性が高い
レンガは素材の性質上、多くの気泡があり、外壁材として使用すると空気の層で住宅を覆っている状態となります。
空気の層ができることで、結果として断熱性・蓄熱性の高い住まいを実現しやすくなるのがメリットといえるでしょう。断熱性・蓄熱性の高い住まいは以下のような空間になります。
空気の層ができることで、結果として断熱性・蓄熱性の高い住まいを実現しやすくなるのがメリットといえるでしょう。断熱性・蓄熱性の高い住まいは以下のような空間になります。
-
夏:外気の夏を遮断し、室内の冷気を逃がさない
-
冬:屋外の冷気を遮断し、室内の熱を逃がさない
本物のレンガにしかない風合いを楽しめる
本物のレンガを使用した外壁は、本物にしかない独特の質感や風合いをもたらします。また、レンガは年数が経つごとに風合いが変化していくため、施工が終わった跡も質感や色味が変化していく様子も楽しめるでしょう。
レンガに似せた外壁材は数多くありますが、本物にしかない風合いを楽しめるのは大きなメリットといえます。
レンガに似せた外壁材は数多くありますが、本物にしかない風合いを楽しめるのは大きなメリットといえます。
レンガを使用した外壁のデメリット
レンガ外壁のさまざまなメリットを解説しましたが、一方でデメリットも存在します。
レンガ外壁の採用を検討している方は、後悔することのないようメリットとデメリットの両方を確認したうえで、検討しましょう。
施工費用が高い
レンガを外壁材として使用する場合、施工費用が高額になることが大きなデメリットといえるでしょう。
先に解説している通り、日本の住宅でレンガが採用される割合は低く、さらに日本はレンガの生産量が多くありません。外壁に採用するなら輸入しなければならないケースが大半であり、材料の単価が高額になりやすいのです。
さらに、レンガを施工するにはどのような工法でもモルタルが欠かせません。モルタルを乾燥させるのに時間がかかるため、結果的に工期が長くなり、人件費もかさむので施工費用が高額になります。
先に解説している通り、日本の住宅でレンガが採用される割合は低く、さらに日本はレンガの生産量が多くありません。外壁に採用するなら輸入しなければならないケースが大半であり、材料の単価が高額になりやすいのです。
さらに、レンガを施工するにはどのような工法でもモルタルが欠かせません。モルタルを乾燥させるのに時間がかかるため、結果的に工期が長くなり、人件費もかさむので施工費用が高額になります。
工期が長い
サイディングを外壁に使用する場合、大きなサイディングボードを貼り付けるのがメインの工程であり、一般的な大きさの住宅なら工期に2週間ほどかかるのが基本です。
しかし、レンガ外壁はレンガの形状にかかわらず、一つひとつのレンガを手作業で積む、もしくは貼るというのがメインの作業になり、住宅全体を施工するのに手間がかかるため他の外壁材よりも工期が長くなりがちです。さらに、レンガをモルタルで固定するので乾燥までに時間がかかるのも工期が長期化しやすい要因といえるでしょう。
工期が長期化することで、必要な人件費も高くなるので結果的に施工費用が高くなります。
しかし、レンガ外壁はレンガの形状にかかわらず、一つひとつのレンガを手作業で積む、もしくは貼るというのがメインの作業になり、住宅全体を施工するのに手間がかかるため他の外壁材よりも工期が長くなりがちです。さらに、レンガをモルタルで固定するので乾燥までに時間がかかるのも工期が長期化しやすい要因といえるでしょう。
工期が長期化することで、必要な人件費も高くなるので結果的に施工費用が高くなります。
リフォームがむずかしい
レンガの外壁はモルタルで固められているので堅牢な仕上がりになります。
堅牢さがあるのは安心できるポイントですが、リフォームという観点ではデメリットといえます。というのも、モルタルでしっかりと固定されているので部分的に除去するのがむずかしく、すべてを剥がそうとしても下地に密着しているため、剥がすだけでも時間と手間がかかるからです。
さらにレンガを撤去したり処分したりするのにもコストがかかるため、容易にリフォームができないのは注意点といえるでしょう。
堅牢さがあるのは安心できるポイントですが、リフォームという観点ではデメリットといえます。というのも、モルタルでしっかりと固定されているので部分的に除去するのがむずかしく、すべてを剥がそうとしても下地に密着しているため、剥がすだけでも時間と手間がかかるからです。
さらにレンガを撤去したり処分したりするのにもコストがかかるため、容易にリフォームができないのは注意点といえるでしょう。
蓄熱性の高さがデメリットになることもある
レンガの蓄熱性の高さはメリットとして解説しましたが、見方によってはデメリットにもなります。
たとえば、夏の日中に溜まった熱がなかなか放出されず、日が沈んで涼しくなった後も室内にレンガの熱が伝わってしまう現象を発生させることがあります。
本来なら涼しいはずの夜間に、冷房を使って無駄な光熱費が発生する可能性があるのはデメリットでしょう。
たとえば、夏の日中に溜まった熱がなかなか放出されず、日が沈んで涼しくなった後も室内にレンガの熱が伝わってしまう現象を発生させることがあります。
本来なら涼しいはずの夜間に、冷房を使って無駄な光熱費が発生する可能性があるのはデメリットでしょう。
レンガ外壁の耐用年数と施工費用の相場
レンガ外壁を採用する際、耐用年数や施工費用も重要なポイントになるでしょう。
ここでは、レンガ外壁の一般的な耐用年数や施工費用の相場について解説します。
レンガ外壁の耐用年数
ブロックレンガを採用するなら耐用年数は数百年とも言われており、スライスレンガを採用するなら30〜50年が耐用年数の目安です。
レンガ自体は耐久性が高く劣化しにくいのですが、レンガ同士の間に使用されるモルタルや乾式工法のときに使用されるレールなどは劣化が生じることがあるので、不具合が見つかったら点検を依頼しましょう。
レンガ自体は耐久性が高く劣化しにくいのですが、レンガ同士の間に使用されるモルタルや乾式工法のときに使用されるレールなどは劣化が生じることがあるので、不具合が見つかったら点検を依頼しましょう。
レンガ外壁の施工費用の相場
レンガ外壁の施工費用についてですが、ブロックレンガとスライスレンガのどちらを採用するのかで相場が異なります。
30坪の一戸建て(外壁面積120〜129㎡)を施工する場合の施工費用の相場は以下の通りです。
30坪の一戸建て(外壁面積120〜129㎡)を施工する場合の施工費用の相場は以下の通りです。
レンガの形状 | 施工費用の相場(30坪の一戸建てを施工する場合) |
ブロックレンガ | 400~430万円程度 |
スライスレンガ | 240~260万円程度 |
同面積でサイディングを施工するのと比較すると、スライスレンガで約2倍、ブロックレンガで約3倍の施工費用がかかり、いかにレンガ外壁の施工費用が高額であるかわかるでしょう。
レンガ外壁はメンテナンスフリー?必要なメンテナンスとは?
レンガ外壁は施工費用が高いので初期費用が高くなりますが、ランニングコストにあたるメンテナンスコストは安く抑えやすいのが特徴です。
ここでは、レンガ外壁に必要なメンテナンスを解説します。
レンガ外壁は耐久性が高いがメンテナンスフリーではない
レンガ外壁はメンテナンスに手間と費用がかからないのが魅力ですが、メンテナンスフリーというわけではありません。
レンガは劣化に強いものの泥やホコリ、カビなどが付着するケースがあり、その場合は高圧洗浄によるメンテナンスが必要であるほか、目地に使用されるモルタルのメンテナンスも必要です。
レンガは劣化に強いものの泥やホコリ、カビなどが付着するケースがあり、その場合は高圧洗浄によるメンテナンスが必要であるほか、目地に使用されるモルタルのメンテナンスも必要です。
レンガ外壁に必要なメンテナンス
スライスレンガを使用した外壁のメンテナンス頻度は30年に一度が目安で、「目地の補修」と「レンガの補修」が主なメンテナンス項目です。
・目地の補修
レンガそのものは劣化していなくても、目地に使用しているモルタルにひび割れなどの劣化が発生することがあります。
モルタルが劣化したら、その部分に新しいモルタルを埋め込んで補修するのが一般的です。
・レンガの補修
台風や暴風で飛んできた飛来物がレンガに当たり、レンガが破損したりぐらついたりしたら、レンガを貼り直す必要があります。また、レンガに泥やホコリ、カビなどが付着するケースがあり、その場合は高圧洗浄によるメンテナンスが必要です。
・目地の補修
レンガそのものは劣化していなくても、目地に使用しているモルタルにひび割れなどの劣化が発生することがあります。
モルタルが劣化したら、その部分に新しいモルタルを埋め込んで補修するのが一般的です。
・レンガの補修
台風や暴風で飛んできた飛来物がレンガに当たり、レンガが破損したりぐらついたりしたら、レンガを貼り直す必要があります。また、レンガに泥やホコリ、カビなどが付着するケースがあり、その場合は高圧洗浄によるメンテナンスが必要です。
施工費用を抑えるなら「レンガ調」を採用するのも選択肢
レンガは他の外壁材にはない独特の風合いや耐久性の高さなどが魅力ですが、費用面がネックになっている方も多いのではないでしょうか。
その場合、レンガのような外壁を実現できる「レンガ調」の外壁材を検討するのも選択肢としておすすめです。
レンガ調タイルを採用する
本物のレンガではなく、レンガ調のタイルを採用するのが選択肢の一つです。
タイルも粘土などを主原料にして高温で焼いたものですが、レンガよりも石質の成分をより多く含んでおり、硬度が高く耐久性の高い素材です。
タイルは薄く加工できるので建物の負担を減らしやすいのが魅力の一つでしょう。さらに、外壁材としての採用率も高いので施工できる業者が多く、レンガに比べると素材の単価・施工費用共に安い傾向にあります。
レンガ調タイルといっても、本物のレンガと見間違えるほど精巧なものもあります。
タイルも粘土などを主原料にして高温で焼いたものですが、レンガよりも石質の成分をより多く含んでおり、硬度が高く耐久性の高い素材です。
タイルは薄く加工できるので建物の負担を減らしやすいのが魅力の一つでしょう。さらに、外壁材としての採用率も高いので施工できる業者が多く、レンガに比べると素材の単価・施工費用共に安い傾向にあります。
レンガ調タイルといっても、本物のレンガと見間違えるほど精巧なものもあります。
レンガ調サイディングを採用する
レンガ調タイルよりもさらに費用を抑えるなら、レンガ調サイディングがおすすめです。
ただし、サイディングなのでサイディングボードの継ぎ目にシーリングを打つ必要があり、目地が見えるので本物とはやや異なる印象になります。
施工費用を抑えるならレンガ調サイディングがおすすめですが、より本物に近い見た目を目指すならレンガ調タイルを検討するようにしましょう。
ただし、サイディングなのでサイディングボードの継ぎ目にシーリングを打つ必要があり、目地が見えるので本物とはやや異なる印象になります。
施工費用を抑えるならレンガ調サイディングがおすすめですが、より本物に近い見た目を目指すならレンガ調タイルを検討するようにしましょう。
まとめ
今回はレンガ外壁について解説しました。
レンガ外壁は初期費用が高額なものの、メンテナンスの手間やコストがかからないうえに耐久性が高く、年月を重ねるごとに風合いが変わっていくなどの魅力があります。
ただ、サイディングと比較すると施工費用は高額になるため、施工費用を抑えたい場合レンガ調タイルやレンガ調サイディングなどを検討してみるのもおすすめです。
ぜひ今回の記事を参考に、納得できる外壁を見つけてみてください。
レンガ外壁は初期費用が高額なものの、メンテナンスの手間やコストがかからないうえに耐久性が高く、年月を重ねるごとに風合いが変わっていくなどの魅力があります。
ただ、サイディングと比較すると施工費用は高額になるため、施工費用を抑えたい場合レンガ調タイルやレンガ調サイディングなどを検討してみるのもおすすめです。
ぜひ今回の記事を参考に、納得できる外壁を見つけてみてください。
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