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外壁塗装の費用が高いと感じた時に確認すること

2024.02.01
外壁塗装工事を依頼する予定で見積もりをもらったが「これは高すぎるのでは?」「ぼったくりじゃないか?」と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。外壁塗装は決して安い金額ではないため、費用に納得した状態で工事を進めることが大切になります。ここでは、ちょっとでも外壁塗装の費用が高いと感じた方に向けて、確認しておくべきポイントを解説するので、ぜひ工事施工前に確認してみてください。

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外壁塗装が高い..費用相場はどのくらい?


そもそも、外壁塗装にかかる費用はどのくらい
なのでしょうか。下の表を見てみてください。

坪数 塗装面積 費用相場(外壁塗装)
10坪 40㎡ 約40〜70万円
20坪 70㎡ 約50〜80万円
30坪 119㎡ 約60〜90万円
40坪 158㎡ 約90〜130万円
50坪 198㎡ 約100〜150万円
60坪 238㎡ 約150〜250万円
70坪 277㎡ 約200〜300万円
80坪 317㎡ 約250〜350万円
100坪 396㎡ 約300〜450万円

通常、外壁塗装費用は「 塗料単価 × 塗装面積 + 人件費 + 諸工事費用 + 利益」の合計で金額が算出されます。そのため、坪数が広くなるほど塗装費用は高くなります。一般的な戸建て住宅の広さは30坪なので、おおよそ約60〜80万円が相場になります。

ただ、上で紹介した費用はあくまでも相場です。グレードの高い塗料を使っていれば塗料単価が上がってこの相場を超えることもありますし、建物の高さが高ければ塗料面積が広くなるため、より金額は高くなります。そのため、必ずしもこの金額を超えたから高い、ぼったくりだと言うわけではありません。あくまでも目安として認識しておくようにしましょう。
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外壁塗装の費用が高いと感じた時に確認すべき点

続いて、外壁塗装の費用が高いと感じた時に確認しておくべきポイントを解説します。相場を超えて法外な値段で工事を施工しようとする業者もありますし、逆に相場を超えていても妥当な金額である場合もあります。そのため、ここで紹介するポイントを確認して金額の妥当性をチェックするようにしましょう。

見積書は細かく確認する

外壁塗装の費用が高いと感じた際は、まず入念に見積書を確認するようにしましょう。金額をはぐらかしている業者や用途不明の費用内訳がある業者は不当に高い金額で施工しようとしている可能性があります。
見積書は外壁塗装工事を依頼する前に唯一金額を確認できるポイントであるため、入念に金額の妥当性を確認することが大切です。以下では、見積書を確認する際に知っておきたいポイントを解説します。

塗料や工事部材の製品名・型番があること

使う塗料の製品名や名前、工事部材の名称が細かく記載されているか確認するようにしましょう。同じ見積書でも「塗料一式」と書かれてあるものや「⚪️⚪️ペイント塗料 ××式」と書かれてあるものもあります。製品名や型番が記載されている方が、よりその塗料の金額の妥当性を確認しやすく、安心して施工を任せることができます。
特に近年だと塗料の情報をWebサイトで掲載している業者も多いため、塗料の詳細がわかると自分で検索して妥当な金額かどうかを確認することができるでしょう。

塗料の面積・数量が記載されてこと

見積書に塗料の使用面積や、その面積を十分に塗り切るための塗料の個数がきちんと書かれているかも確認するようにしましょう。ご自宅の塗装面積に合わせて必要な分の塗料が用意され、工事が進められます。ここが曖昧だと、使う塗料も無駄に多く使ってしまって費用がかさんだり、本来必要な分より少ない量で塗装が進められて施工不良に陥ってしまうこともあります。そのため、使う塗料とその使用面積がきちんと書かれてあるか、書かれていない場合は説明を求めてどのくらい使われるのかを確認するようにしましょう。

塗装は3回塗りで記載されていること

外壁塗装を進める際は、下塗り、中塗り、上塗りの3回の工程で工事を進めていきます。下地を補修し塗装剤と接着させる役割を持つ下塗り、家の外壁を保護し、見た目を整える役割を持つ中塗り・上塗りとそれぞれに役割が分かれています。この3回塗りの工程では、下塗りと中塗り・上塗りでそれぞれ使われる塗料が異なり、その分単価も異なります。
見積書を確認する際は、それぞれ3回塗りの塗料材と使用面積がきちんと記載されているかどうかを確認した上で、妥当な金額になっているかどうかを確認するようにしましょう。

「その他費用」「一式」という項目で高額な費用が計上されていないこと

外壁塗装の見積書の中には、「その他費用」「諸費用」「一式」といった細かな金額がまとめて記載されている項目があります。これらの項目が過度に高額になっていないかも確認するようにしましょう。
「一式」と書かれてあること自体は問題ないのですが、その費用が高額になっていると少し不安です。というのも、過剰に金額を追加して業者が儲けようとしている可能性もあるためです。優良業者なら細かな費用もそれぞれ説明してくれるので、こういった諸費用のまとまった金額が書かれてある場合はどこにどのくらいの費用がかかっているのか、大体で構いませんので確認することがおすすめです。

良い見積書と悪い見積書の例

ここでは、良い見積書と悪い見積書の例をそれぞれ紹介します。

⚪️良い見積書の例

  費用項目 単価 面積 費用
塗料費用 下塗り -円/㎡ 〇〇㎡ ××円
  中塗り(シリコン塗料) -円/㎡ 〇〇㎡ ××円
  上塗り(シリコン塗料) -円/㎡ 〇〇㎡ ××円
人件費・工事代 飛散防止ネット -円/㎡ 〇〇㎡ ××円
  高圧洗浄費 -円/㎡ 〇〇㎡ ××円
  養生 -円/㎡ 〇〇㎡ ××円
足場代 足場代   〇〇㎡ ××円
その他費用 現場管理費 〇〇㎡ ××円
  廃材処理費用 -円/㎡   ××円
合計       ××円

良い見積書の場合は、費用項目と内訳、単価、面積、総費用がそれぞれ詳しく書かれてあり、どんな費用にどのくらいかかったのかがわかりやすく記載されています。

⚪️悪い見積書の例

  費用項目 費用
塗料費用 塗料 ××円
人件費・工事代 飛散防止ネット ××円
  足場代 ××円
  その他一式 ××円
その他費用 一式 ××円
合計   ××円

悪い見積書の場合は、具体的な項目が少なく各費用項目が大雑把に記載されているケースが多いです。塗料材が使われた面積や回数を読み取れなかったり、「その他一式」「一式」という用途不明の金額で費用が計上されていたりなど、どこか費用が曖昧になっていることもあります。
こういった見積書がきた場合は、1つ1つ費用項目を出してもらうよう説明を求めるか、その相談がしづらい場合は別の業者に依頼しておく方が懸命です。

塗料のグレードを確認する

外壁塗装工事の費用が高いと感じた際は使用されている塗料のグレードを確認することもおすすめです。外壁塗装の費用は「塗料単価 × 塗装面積 + 人件費 + 諸工事費 + 利益」で成り立っているため、塗料の単価が費用の多寡に大きく影響します。
塗料ごとの単価配下の表をご覧ください。

種類 耐用年数 平米単価
アクリル塗料 3〜6年 1000〜1300円
ウレタン塗料 7〜10年 1200〜1900円
シリコン塗料 8〜12年 1800〜2000円
ラジカル塗料 13〜16年 2500〜3400円
フッ素塗料 15〜20年 3000〜4500円
無機塗料 17〜22年 4000〜5500円

一般的に、寿命(=耐用年数)が長くなればなるほど費用は高くなります。つまり、より長い目で見れば高い塗料を用いた方が外壁塗装工事の回数を減らせるため、コスパよく工事を依頼することができます。
とはいえ、フッ素塗料や無機塗料を使うと単価が高い分、総額は高くなってしまう傾向にあります。そのため、今捻出できる金額と相談しながら使う塗料を選ぶことがポイントになります。

なお、外壁塗装は3回塗りでおこなわれると上で解説しましたが、下塗り塗料にもそれぞれグレードがあります。より高い効果に期待ができる塗料はその分費用が高くなりますので、費用と寿命のバランスを見比べつつ塗料を選んでくださいね。

不要な工事や補修工事がないか確認する

外壁塗装工事をする際、場合によっては外壁のひびや割れの修繕、藻やコケの清掃といった修繕工事もセットで行われることがあります。そしてもちろん、それらの工事にも費用はかかってきます。外壁材に明確な劣化症状があれば補修工事は必要にはなりますが、特に大きな劣化がない状態だと補修工事は余分な工事となってしまうこともあります。
そのため、外壁塗装以外の工事に関する費用が計上されている場合は、なんのための工事なのか、その工事は本当に必要なのかを合わせて確認するようにしましょう。
ご自身だけで判断しづらい場合は、相見積もりをとって別の業者にも工事が必要か確認する、セカンドオピニオン的な相談も進めておけると安心です。

施工業者が外壁塗装の専門業者かどうか確認する

施工を依頼する業者が、外壁塗装を専門で行っている業者かどうかを確認するようにしてください。外壁塗装工事は、ハウスメーカーや大手建築会社などさまざまな業者が請け負っています。中には、戸建てを建築した際のハウスメーカーがそのまま請け負ってくれるという場合もあるでしょう。
しかし、一般的に大手ハウスメーカーや建築会社は自社で外壁塗装をするわけではなく、工事を下請け・孫請けの塗装業者に委託しています。そのため、大元のハウスメーカーや建築会社が中間マージンや紹介料を受け取っており、結果的に費用が高くなってしまっているケースもあります。

したがって、そもそも下請けさせずに直接塗装会社に依頼すれば、その分費用を抑えることができますので、地元の施工業者や外壁塗装の専門業者に依頼することがおすすめです。

悪徳業者でないか確認する

明らかに高い金額で見積書を提示された場合は、悪徳業者を疑うというのも1つの手です。業者の中には、不当に高い金額で工事を請け負ったり、妥当な金額で請け負っているが実際は手抜き工事をしていたりする悪徳業者がいることも事実です。
特に、以下で紹介するような営業をしてくる業者は悪徳業者であることもあるため、複数者に相談して妥当な金額になっているのかどうか確認するようにしましょう。

・訪問営業でその場で工事を請け負おうとする
・不安を煽ってくる営業トークをしてくる(「今しないとすぐ崩れます」etc..)
・キャンペーンや大幅値引き、モニター募集というていで大幅な金額値下げをしてくる
・自社開発のオリジナル塗料をしきりに勧めてくる
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外壁塗装の費用が高くても妥当なケースもある

外壁塗装の見積書をもらって高いと感じている場合でも、案外その金額が妥当であると言うこともあります。ここでは、妥当な金額で費用を提示しているケースを紹介するので、参考にしてみてください。

家が大きい場合(特に80坪以上)

大きい家をお持ちの場合、金額は高くなってしまうことがあります。というのも、塗装面積が広くなってその分多くの塗料が必要になるためです。また、通常の戸建てだと2~3人で施工を進めることができますが、大きな家の場合は4~5人の工事人員が必要になることもあり、その分人件費が高くなって費用は高額になってしまいます。
そのため、大きな家で外壁塗装工事をする場合は、相場を超えることも多くあると言うことを認識しておくと同時に、とはいえ不当に高い金額でないか、上で紹介したポイントを入念に確認しておくようにしましょう。

外壁の劣化症状が進んでいる場合

外壁の劣化症状がひどく進んでいる場合は、その工事のための費用も追加でかかるため費用が高額になることもあります。小さなヒビや汚れ、カビの発生などは少額の工事費用で施工ができますが、ヒビやカビの範囲が広範囲に及んでいたり、その結果塗膜が浮いたり剥がれていたりする場合は大規模な工事が必要になります。場合によっては外壁を張り替えてその後塗装をするといった大掛かりな工事になることもあり、そうなると費用は高額になってきます。
そのため、外壁の劣化症状がかなり進んでいる場合はある程度費用が高くなることは認識しておくようにしましょう。

特殊な塗料を使う場合

地域の気候条件や使われている外壁材によっては、特殊な塗料で工事を進めることもあります。一般的に使われていない塗料で工事をするとなると、多少塗料単価は高くなってしまい工事費用は高額になってしまうこともあります。
我々施工業者としても特殊な塗料を提案することはそれほど多くなく、本当にそういった特殊な塗料を使わないと工事ができない、施工不良に陥ってしまうと言う場合にしか提案しないことが多いのは事実です。不安な方は他の業者にも相談してその塗料が必要かどうかを確認しておくようにしましょう。
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費用と施工品質のバランスを見て工事内容を決めよう

不当に高い金額を提示されていないことを確認した上でそれでも金額が高いと感じる場合は、施工品質を落とすことで費用を抑えることができます。ほとんどの場合、外壁塗装工事は良い塗料、寿命の長い塗料を使うとその分金額は高くなってしまいます。逆に言うと、費用を抑えたい方は寿命の短い塗料や工事内容で工事を進めると良いでしょう。
ただ、寿命の短い工事を施工するとなると、その分次の外壁塗装工事までの期間が短くなります。通常10~15年に1度外壁塗装工事をするのが一般的ですが、寿命の短い塗料を選ぶと5~8年に1度工事が必要になってしまうこともあります。

基本的に外壁塗装は、工事回数が多くなるほど長い目で見て工事費用はかさんでしまいます。そのため、高い塗料を使って施工をすると工事費用は高くなりますが、その分次の工事までの期間は長くなるので、長い目で見て工事回数が少なく、総工事費用は安くなります。

したがって、今ご自身で捻出できる自己資金と施工品質のバランスを見ながら、コスパよく工事を依頼できるような施工内容で工事を進めるようにしましょう。
結局いくら安く塗装できるの?

費用が高すぎると感じたら業者にどう対応すれば良い?


色々調べていくと、不当な金額で工事を依頼されたのでその業者からの施工を断りたい、ということもあるでしょう。そんな際にどのように工事を断るべきなのかを紹介します。

契約前ならキッパリ断る

まだあなたが契約する前なら、そもそも契約をせずキッパリ断るようにしましょう。曖昧な返事をしてしまうと、業者側も営業経験が豊富なので、不安につけこんで無理やり契約してこようとしてくる場合もあります。必ずしも対面で伝える必要はなく、電話やメールで断りの連絡を入れるだけでも構いませんので、その業者で工事をしない旨をきちんと伝えることが重要です。

契約後ならクーリングオフ制度を利用する

もし契約した後やっぱり金額高いと感じて契約を解除したい場合は、クーリングオフ制度を利用できる場合もあります。
そもそもクーリングオフ制度とは、訪問販売や電話営業で契約をした後、契約した日から8日以内であれば契約の解約を行うことができる制度です。
条件次第ではこのクーリングオフ制度を利用して契約を解除することができ、契約を解除するまでにかかった工事費用などは全て業者負担になります。クーリングオフ制度を利用できる条件は、

・個人(依頼主)と法人の契約であること
・契約および契約に関する書面を受け取った日から8日以内に制度を利用すること
・依頼主側から問い合わせて工事を依頼していないこと(訪問販売や電話営業などで工事をうけたこと)
・契約した場所が業者の事務所ではないこと
・契約時に事実と異なる内容を説明されているとき

などが当てはまります。他にも細かな条件がございますので、消費者生活センターに問い合わせてクーリングオフ制度が利用できないか確認するようにしましょう。
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まとめ

この記事では、外壁塗装工事にかかる費用が高いと感じた際にチェックしておくべきポイントについて解説してきました。工事費用が高いと感じたとしても必ずしも不当な金額ではないこともあり、その工事内容が妥当な場合もあります。そのため、複数社から相見積もりをとって妥当な金額かどうかを確認し、不当な金額で工事を進めていないかを確認しておくことが重要です。ガイソーでは、無料で建物診断から見積書の作成まで行っていますので、工事の金額が不安な方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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